8月17日、高知市のオーテピア横で「ハチと兵士の像」の除幕式が行われ、参加させていただきました。

「ハチの像を建てる会」のWebサイト制作をお手伝いさせていただいたご縁で、完成した像を見ることができました。

戦時中のハチと成岡さんの物語

この銅像のモデルは、高知県出身の成岡正久さんと、ヒョウの「ハチ」です。

1941年、中国で任務中だった成岡さんは、親を失った子ヒョウを保護。第8中隊にちなみ「ハチ」と名付けて育てました。戦況悪化でハチは上野動物園へ送られ、1943年に戦時下の動物処分で命を落としてしまいます。

戦後、剥製となったハチは成岡さんのもとへ戻り、1981年に平和教育のため高知市に寄贈されました。現在はオーテピア高知みらい科学館で展示されています。

除幕式の様子

当日は土佐女子中学高等学校コーラス部の「南国土佐を後にして」や上町よさこい鳴子連の「よさこい鳴子踊り」が披露されたりと、温かい雰囲気の中で式が進みました。

完成した銅像は、成岡さんとハチが寄り添う姿。台座には「私たちの青春時代は戦争で明け暮れた」という成岡さんの言葉が刻まれています。

## ホームページ制作で関わらせていただいて

プロジェクトのWebサイト(https://leopard-hachi.com/)では、物語の詳細などの情報を掲載しています。

多くの方々の寄付と協力で実現したこの銅像建立プロジェクト。ホームページ制作という部分でお手伝いできたことを嬉しく思います。

戦後80年の節目に完成したこの像が、これからも平和の大切さを伝え続けてくれることと思います。

高知市にお越しの際は、ぜひオーテピア横でハチと兵士の像をご覧ください。